住友林業アニュアルレポート2010日本語版8,
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住友林業アニュアルレポート2010日本語版8,

アニュアルレポート2010(2010年3月期)


BuildandSustain
BuildandSustain
私たちの事業は持続可能な資源である「木」に関わっています。

木を植えて育てる。その木を伐採して建材をつくる。伐ったあとはまた植える。山林事業

そして、良質な木造住宅を建て、世代を超えて住み続けられるようサポートする。

豊かな未来のために“BuildandSustain”の基本姿勢で事業活動を展開しています。 

現在、世界の経済産業は構造が大きく変化し、環境や資源に対する懸念も高まっています。

300年を超える歴史で培ってきた、私たちの「木」の事業とサステナブルな姿勢は、

今後ますます社会に必要とされ、将来の大きな成長の原動力になるものと考えています。




木材建材
の流通事業




木質建材
製造事業


木材建材事業
国内No.1の取扱高の木材
建材商社。世界の森林資源
のサステナビリティにも貢
献しています。




新築注文
住宅事業




住宅事業
木造注文住宅のトップブラ
ンドとして、安全安心快
適な住まいを提供し、幅広
い住生活ニーズに対応して
リフォームいます。

事業




植える。建てる。支え
環境
ビジネス
開発事業


山林環境事業
日本の国土の約1/900を占
戸建分譲住宅
める約42,600haの社有林を
保有管理。海外でのCO2事業
削減関連事業など環境ビジ
ネスの創出にも取組んでい
ます。
不動産開発
事業




Forestry
不動産事業
戸建分譲住宅事業をはじめ、
賃貸分譲マンションの販
売管理、不動産仲介、介護
WoodProductsRealEstate
付有料老人ホームの運営な
どを行っています。



シルバー
事業

WoodenHomesOverseas




海外事業
植林、木材建材の製造及
び流通、そして、住宅と「木」
に関する川上から川下にわ
住宅事業
たる事業を展開しています。




植林事業




続ける。木質建材製造事業
木材建材の流通事業


1
SumitomoForestry2010
forSustainableGrowth
Over50%
InAustralia




SustainableWood
Products


環境配慮型商品の強化
OverseasHousing
原材料に森林認証材や植林
木を50%以上使用した合板
オーストラリア上位のきこりん プライウッド
「KIKORIN-PLYWOOD」
など、
木造住宅メーカーの持分取得
環境に配慮した商品開発を強
2009年、オーストラリア
化しています。
上位の住宅メーカーHenley
PropertiesGroupの持分を
50%取得し、同国での住宅
事業に本格参入しました。




現在、私たちは、厳しい事業環境の中で収益力の回復を図りながら、

成長事業として、海外事業、不動産事業、リフォーム事業に加えて、

新たな環境ビジネスの開拓など、さまざまなテーマに取組んでいます。

成長が期待される海外市場、潜在需要が大きな住宅リフォーム市場で

収益基盤をさらに拡大するとともに、高齢化社会やCO2の排出、森林減少など、

社会や環境の課題解決に向けて、事業を通じて貢献していくことに挑戦しています。

私たちは、
「木」をその架け橋として、今後も持続的な成長を目指していきます。




未来を見つめる。持
2SumitomoForestry2010
CarbonOffset
280,000ha




WoodBiomassEnergy
&CarbonOffset

木質バイオマスエネルギー、
カーボンオフセットプログラムの導入
カーボンニュートラルな木質
OverseasPlantationバイオマスエネルギー関連事
業を拡大しています。また、
約28万haに上る
国内住宅事業で排出した
インドネシアでの大規模植林事業
CO2をインドネシアでの植林
インドネシアで最終的には
を通じて吸収するカーボンオ
約28万haに上る大規模植林
フセットの取組みを進めてい
事業に着手し、生物多様性
ます。
の保全にも貢献しています。




続的に拡げる。3
SumitomoForestry2010
『きこりん』は住友林業グループのシンボルキャラクターです。


Contents
財務ハイライト...................................................................5CSR経営............................................................................30
会長メッセージ...................................................................6コーポレートガバナンス...........................................31
社長メッセージ...................................................................8内部統制コンプライアンス.......................................33
社長インタビュー.............................................................10人材育成と職場環境の整備.........................................34
セグメント別事業戦略.....................................................15役員....................................................................................36
セグメント別事業概況.................................................16財務セクション.................................................................37
木材建材事業................................................................1811年間の財務サマリー.................................................38
海外事業........................................................................21財政状態及び経営成績の分析.....................................40
住宅事業........................................................................24事業等のリスク.............................................................45
不動産事業....................................................................27住友林業グループ一覧.....................................................47
その他事業....................................................................29組織図................................................................................50
投資家情報........................................................................51




4SumitomoForestry2010
財務ハイライトFinancialHighlights
住友林業株式会社及び連結子会社
3月31日終了年度
百万円千米ドル※1
201020092008200720062010

当期業績:
売上高¥723,923¥823,810¥861,357¥911,674¥791,128$7,784,116
売上総利益124,269133,493135,277141,117127,8531,336,226
営業利益9,7476,8377,23520,40515,446104,805
経常利益9,4656,1607,65921,25916,800101,774
当期純利益2,3771,0281,11511,95410,84225,559

財務状況:
総資産469,738427,738450,730500,136464,1935,050,951
有利子負債66,78649,12725,81625,73922,067718,130
純資産※2162,930156,192173,089188,855175,2061,751,939

キャッシュフロー:
営業活動によるキャッシュフロー37,239(8,161)26,1067,08416,626400,419
投資活動によるキャッシュフロー(19,117)(29,062)(17,587)(7,102)(8,998)(205,561)
財務活動によるキャッシュフロー11,54624,196(4,262)665(14,039)124,146

円米ドル※1
1株当たり情報:
当期純利益¥13.42¥5.80¥6.29¥67.43¥61.28$0.14
純資産917.82880.94975.991,059.20996.039.87
配当金15.0015.0015.0015.0013.000.16

%
レシオ:
売上高営業利益率1.30.80.82.22.0
総資産経常利益率ROA)3
(2.11.41.64.44.0



自己資本当期純利益率ROE)3
(1.50.60.66.66.6



自己資本比率34.636.538.437.537.7
有利子負債比率※429.123.913.012.111.2
※1.米ドル金額は、2010年3月31日の為替レートにより、円相場1米ドル=93円を用いて換算しています。
※2.2006年の会社法施行に伴い、これまでの株主資本に少数株主持分と繰延ヘッジ損益を加え、2007年3月期からは新たに純資産として計算しています。
※3.ROA及びROEの貸借対照表科目は、期初期末平均を用いて算出しています。
※4.有利子負債比率=有利子負債÷(有利子負債+自己資本)



売上高経常利益当期純利益総資産と
自己資本比率
(十億円)(十億円)(十億円)(十億円)(%)
1,000242060060




750181545045




500121030030




2506515015




00000

(3月期)0607080910(3月期)0607080910(3月期)0607080910(3月期)0607080910
総資産(左軸)
自己資本比率(右軸)




5
SumitomoForestry2010
6SumitomoForestry2010


会長メッセージ





 アニュアルレポート2010」お届けするにあたり、株主をはじめステークホル
「を


ダーの皆さまに、私どもの新たな取組みを述べさせていただきます。



 改めてご説明するまでもなく、私たちの事業を取り巻く環境はここ数年、厳しい
状況が続いています。日本国内の経済を見ても、景気の下げ止まり感はあるものの、


力強い回復にはもうしばらく時間がかかりそうです。このような中、当社は2010年


度より、経営体制の強化を図りました。これまで当社では社長が経営と業務執行の
最高責任者を兼務してまいりましたが、今後はこれを分離します。私は会長となり、

取締役会議長として経営の意思決定をとりまとめ、業務執行の最高責任者は社長と


します。そのねらいは、経営と業務執行の役割を明確にすることによって企業運営
の最適化を図り、厳しい事業環境に迅速に対応するとともに、長期的な経営戦略の


舵取りを一段と確かなものにしていくことにあります。


 当社は、2007年度より「長期経営計画̶PROJECTSPEED」推進してきましたが、

想定を上回る世界不況に直面し、当初の業績目標数値と実績は大きく乖離せざるを
得ませんでした。このような事業環境において大切なのは事業運営の原点に返り、
基本に徹することです。すなわち、事業の効率性、生産性を向上させ、コストダウン
を徹底して行う一方で、成長性の高い分野や収益性の高い事業へ積極的に投資する
など、経営資源をメリハリをつけて最も効果的に配分します。具体的には、コア事
業である木材建材の流通及び製造事業と新築注文住宅事業において安定した収益
を確保すると同時に、重点事業と位置付ける海外事業、不動産事業、リフォーム事
業の収益を向上させ、バランスのとれた事業ポートフォリオを構築していきます。
 当社グループの考え方の根幹をなす「住友精神」そして
、「経営理念」示される経

営の基本方針は、この先も変わることはありません。私たちは、
『再生可能で人と地
球にやさしい自然素材である「木」活かし、
「住生活」関するあらゆるサービスを
をに
通じて、豊かな社会の実現に貢献する』という経営理念の実践を続けていきます。そ
して、これからも「木」のプロフェッショナルとして森林事業を基盤とした、特色あ
る総合住生活関連事業を展開し、環境保全と調和のとれた企業活動を力強く展開す
ることで、世界から必要とされる企業、世界に誇れる企業を目指します。
 今後とも、皆さまのご理解、ご支援をお願い申し上げます。




代表取締役会長 矢野 龍



7
SumitomoForestry2010
8SumitomoForestry2010


社長メッセージ





 2009年度の住友林業グループを取り巻く経済環境は依然として厳しく、業績にお


いても不本意な結果を余儀なくされました。今後も困難な局面が続くものと予想さ
れますが、私たちは新しい経営体制のもと、基本方針に立ち返り、長期経営計画で

掲げた目標に向ってまいります。


 業務執行の最高責任者として、私の最大のテーマは収益力の強化です。昨年は新



設住宅着工戸数が45年ぶりに80万戸を切るなど、私たちはきわめて大きなマーケッ
トの転換期に直面しています。過去と同じ戦略を踏襲していたのでは、現状維持さえ


難しい状況です。この困難な状況を打破するため、次ページ以降に詳述するように、



短期中長期の両視点に立った戦略をバランス良く展開していきます。短期的には業
務改革のスピードをあげ、収益性の向上を最優先課題として取組みます。中長期的
には財務内容の健全性維持にも配慮しながら、将来に向けた成長投資を継続してい
きます。
 21世紀は環境共生の時代といわれています。再生可能でCO2を吸収固定する貴
重な資源である森林木材は、環境共生社会の中で重要な役割を担っています。住
友林業には、300年超にわたって森林を守り、環境保全に貢献してきたDNAが受け
継がれています。当社グループが推進する木材の有効利用や技術革新は、豊かな社
会の実現に貢献するだけでなく、木と森林そのものの価値を向上させます。私たち
の事業活動は、自社の業績拡大だけでなく、地球規模で社会や環境への貢献に直接
結びついていくのです。これこそ、川上から川下まで「木」関わるビジネスを展開

する住友林業の事業の誇りであり、強みであると考えます。
 住友林業グループはすでに国内有数の林業、木材建材事業、住宅事業会社とし
て事業を展開していますが、目指すのは世界市場です。広大な森林を保有管理し、
住生活に関わる裾野の広い事業を世界で展開することで、地球規模で豊かな社会の
創造に取組んでいきます。皆さまには、これからの住友林業にご期待いただきたい
と思います。




代表取締役社長 市川 晃




9
SumitomoForestry2010
社長インタビュー


[2009年度の連結業績について]
(2010年3月期)



Q1
事業環境を反映し、厳しい業績となりました。どのように評価していますか。


A1
市場環境低迷の悪影響は避けられませんでしたが、期後半からの回復基調を捉え、
国内外で取組んだ施策を次のステップにつなげていきたいと考えています。

2009年度は、前年のリーマンショックを引きずったスター
トとなり、国内景気は低迷し、新設住宅着工戸数は約77.5万
戸、当社の事業と関連の深い持家の着工数も約28.7万戸と前
年度からさらに減少し、住宅及び木材建材の両事業の売上に
大きく影響しました。この結果、2009年度の連結業績は、戸
建注文住宅の販売棟数の減少、木材建材商品の販売数量の
伸び悩みにより、売上高は前年度比12.1%減の7,239億円とな
りました。営業利益は、徹底した経費削減に取組んだことで同
42.6%増の97億円となりましたが、退職給付会計の数理計算持分50%を取得したオーストラリア
こだち
注文住宅商品「木達」
HenleyPropertiesGroupの住宅
上の差異によるプラス影響を除いた本業ベースでは前年度を
下回りました。こうした厳しい結果から、コア事業である木材果もあって受注を伸ばしました。また、太陽光発電システムの
建材の流通及び製造事業と新築注文住宅事業の収益力の早期搭載率アップ、長期優良住宅の推進など新たな需要の開拓に
回復と、バランスの取れた事業ポートフォリオ構築の重要性を努めました。
あらためて実感しています。海外では、オーストラリアでの住宅事業への本格的な進出
住宅需要の刺激を目的とした住宅ローン減税、住宅投
一方、や、ベトナムでのパーティクルボード製造事業への着手、イン
資減税、贈与税の非課税枠拡大などの各種住宅支援政策の効ドネシアでの大規模植林を開始するなど海外事業への投資を
果もあり、2009年度の後半には持家の着工戸数に下げ止まり積極的に行ったほか、リフォーム事業でも人材シフトによるマ
の兆候が見られました。当社の新築注文住宅事業でも、価格ンパワー強化などの施策を展開しました。
こだち
訴求力のある新商品「木達」を発売し、WEB展開などの宣伝効



新設住宅着工戸数の推移戸建注文住宅の受注販売状況及び
太陽光発電システム搭載率の推移
(千戸)(棟)(%)
1,50010,000100




7,50075

1,000



5,00050



500
2,50025




000

(年度)0001020304050607080910080910
(年度)
(予想値)(予想値)
新設着工戸数持家着工戸数受注棟数(左軸)販売棟数(左軸)太陽光発電システム搭載率
[受注ベース]右軸)

出典国土交通省
:(実績値)当社推定
、(予想値)




10SumitomoForestry2010
[2010年度の見通し]
(2011年3月期)



Q2
厳しい事業環境が引続き予想される中、
どのような方針を持っていますか。


A2
コア事業の回復を最優先に、安定した収益の確保を目指します。

2010年度も予断を許さない状況ですが、国内の景気は底打の合理化、効率化を実現し、コスト削減と同時にCO2排出量削
ちし、企業の設備投資も持ち直しの傾向が見られ、海外につい減に寄与することができる物流インフラ事業を新規に立上げ、
ても新興国を中心に木材や住宅の需要が回復しつつあります。業界の流通改革に貢献していきます。
当社グループでは2010年度の新設住宅着工戸数は83万戸と新築注文住宅事業では、完工棟数に左右されない高収益体
予想しており、2009年度下期からの緩やかな回復傾向が続質への転換を加速し、展示場の整理統合や、重点事業である
くと考えています。本格的な回復にはもう少し時間がかかるリフォーム事業への人員配置など、効率のさらなる改善を図り
かもしれませんが、事業環境が厳しいのは当社だけではないのます。また、環境意識の高まりに対応して、当社住宅の特色で
で、今やれる事を粛々と、信念を持ってやっていく事が大事だある国産材利用や、長期優良住宅制度への対応などをアピール
と思っています。(ビーエ
するほか、他社にはない当社独自の構法によるBF-Si

フ-エスアイ)※などの

当面の収益力の回復のためにはコア事業である木材建材の
商品展開によって、建
流通及び製造事業、新築注文住宅事業のテコ入れが最優先で
す。この2つの事業においては、大幅な増収を前提とせず、
「収替需要を中心とした需
益構造の改善」に取組み、コストダウンと経費削減、適正な人員要の掘り起こしを図り
体制の構築を戦略的に行い、収益を確保していきます。ます。また、展示場に
木材建材の流通事業では、在庫管理、品質管理納期管理頼らない新たな営業の
など基本を徹底し、業界トップクラスの情報力や流通ネット取組みとして、WEB住

ワークも駆使しながら、収益の安定化を図ります。具体的にまい博」などのIT戦略
は、国産材、環境配慮型商品の取扱強化やリフォーム需要へのにも注力していきます。注文住宅商品BF-Si
「(ビーエフ-エスアイ)


対応強化など、住宅着工戸数が伸びない環境でも需要のある※BF-Si」
「:当社独自の「ビッグフレーム構法」によって、大開口大空間を実現し、将来

領域で迅速な対応を行います。また、住宅建築における物流の間取りの変更も行いやすいことが特徴です。



戸建注文住宅事業の営業社員数リフォーム事業の受注人員の推移

(人)(件)
(人)
1,6001,20030,000




1,500

80020,000



1,400



10,000
400
1,300




1,20000

06070809100607080910
(年度)(年度)
(予想値)(予想値)
住友林業ホームテック人員数(左軸)受注件数(右軸)
※2008年度以降の数値は、
2008年10月に合併したスミリンメンテナンスの数値を含みます。




11
SumitomoForestry2010
社長インタビュー




[中長期的な成長戦略]


Q3
中長期的な成長の柱と位置付ける
重点事業の個別戦略を教えてください。


A3
これまでの育成事業としての位置付けから
本格的に利益貢献できる収益事業への転換を図ります。

重点事業と位置付ける海外事業、不動産事業、リフォーム事シナジー効果の創出を図ります。
業については、サブプライムローン問題やリーマンショック以不動産事業は、賃貸マンションなどの保有物件の入替えや売
降の環境の激変によって、当初の想定より成長が遅れています。却によってリスク分散と収益性の向上を実現し、投資残高を増
しかし、この3つの事業を伸ばし、バランスのとれた事業ポートやさずに収益の向上を目指す方針です。分譲マンションは、新
フォリオを構築するという方向は正しいと確信しており、投資規投資は控え、販売に専念する一方、好調な戸建分譲住宅は確
や人員の投入は着実に進めています。今後これらの先行投資を実に伸びが期待できることから、規模を拡大していきます。当
着実に成果に結びつけ、当社グループの収益に貢献する体制を社はまちづくりや住宅建築に対する高い評価を受けており、都
目指します。心部を中心とする緩やかな市場回復を背景に、地域にとって価
海外事業は、東南アジア、オセアニア、韓国、
中国北米の環値のあるまちづくりをコンセプトに販売活動を拡大していく考
太平洋の各地域を事業エリアとして、エリア内で山林事業からえです。また、連結子会社を中心に展開する不動産仲介、賃貸
住宅事業までを手掛ける「垂直統合型ビジネス」の確立を目指管理、介護付有料老人ホームの運営についても、それぞれ収益
しています。海外の住宅関連及び木材建材市場は2009年の拡大確保に努めます。
度の前半を底に上向いてきており、当社がオセアニア、インドリフォーム事業においては、今後の市場拡大が見込まれて
ネシアを中心に展開する建材の製造事業は、需要の回復を踏まおり、高い技術力と豊富な経験を活かした提案型営業により中
えフル生産に向けて準備を整えています。海外住宅事業では、大型のリフォーム物件を中心とした受注拡大に注力します。そ
特にオーストラリアが好調で、2009年に持分50%を取得しのために引き続き人員を増強するとともに、営業や設計、工事
たHenleyPropertiesGroupは安定成長を続けており、今後の等の担当者がチームとして大型物件に対応する「リアライズリ
シェアアップに向けて、当社のノウハウの導入による合理化やフォームチーム」を立上げました。
MDFを製造するオーストラリア、

ニュージーランドの工場との※MDFMediumDensityFiberboard)
(:木質繊維を原料とする成型板(ファイバーボード)
の一種。



戸建分譲住宅事業の販売棟数の状況国内リフォーム市場予測

(棟)(兆円)
2406




1804.5




1203




601.5




00

06070809100809101520
(年度)(年度)
(予想値)(実績)(速報)(予想値)(予想値)(予想値)


出典:矢野経済研究所2010年版 住宅リフォーム市場の展望と戦略」
「より




12SumitomoForestry2010
Q4
環境ビジネスの強化を打ち出しましたが、
その特徴や具体的なテーマについて教えてください。


A4
植林や森林経営コンサルティング、生物多様性保全など、森林資源や地球環境保全
へのニーズの高まりを捉えて、総合ソリューションビジネスの展開を目指します。

環境ビジネスの市場規模については、さまざまな試算がありまさらに、海外におけるCO2
すが、イギリスの政府機関が2009年3月に公表した2007/08削減型の事業も展開しま
年度の世界の環境ビジネスの市場は総額約605兆円で、※1
そのす。CDM事業※として国連
2



うち、再生可能エネルギー分野が30%、低炭素関連分野が50%登録された、インドネシア
とされています。さらに、この環境ビジネスの市場は2014/15の関連会社RimbaPartikel
年度にはさらに45%増加し、878兆円まで拡大すると予測
約※1
Indonesiaの木質バイオマス

されており、当社の山林植林事業も、新規環境ビジネスの対象発電事業のノウハウを用いたインドネシアの現地企業と共同で実施す
分野として注目されています。コンサルティング、東南アジる予定の大規模植林プロジェクト

こうした中、当社は2010年4月に「環境ビジネス開発部」を新アで未利用の木質バイオマスの残渣などを回収し、燃料を製造
設し、当社グループの既存の環境ビジネスを横断的に支援推販売する事業に取組みます。
進するとともに、新規事業の開拓に注力しています。国内外にこのほかにも、生物多様性保全、森林の減少劣化を食い止
おける山林経営や植林活動で多くの実績を有することや、木質めることで削減されるCO2排出量をクレジット化するスキー
バイオマス、CO2排出権クレジットなど、
「木」に関する環境関ムREDD)
(など、潜在的なマーケットの開拓にも挑戦し、資源」

連事業に先駆的に取組んできた点は当社の大きな強みです。と「環境」をマッチングさせた環境問題の新たなソリューショ
具体的には、国内では社有林の経営面積の拡大、民有林の山ンを展開していきます。
林管理受託事業の拡大、CO2吸収クレジットの取得及び販売※1.2008年3月末時点の為替レートを1英ポンド=198.75円として換算。2007/08

年度:3兆460億英ポンド、2014/15年度の予測:4兆4,170億英ポンド)
の支援などを行うほか、インドネシアにおいて最終的には28万
※2.CDMCleanDevelopmentMechanism)
(:先進国の資金技術支援により開発途上
haに及ぶ広大な植林プロジェクトに着手しています。また、国国において温室効果ガスの排出削減等につながる事業を実施し、その事業により生
じる削減量の全量または一部を先進国が排出枠クレジットとして獲得することがで
内外における植林コンサルタント事業や、林地残材などの未利
きる制度。
用資源活用に関わるコンサルティングにも取組んでいきます。

世界の環境ビジネス市場インドネシアにおける当社グループの植林実績

(千本)
伝統的な環境分野4,000
(大気汚染など)

20%
3,000



総額

約605兆円※1
50%2,000


(2007/08年度)

30%1,000


低炭素関連分野
(バイオ燃料排出権取引
再生可能エネルギー分野
エコ住宅など)(太陽光発電など)0

0506070809
(年)

出典:英国ビジネス企業規制改革省2009年3月)
(の資料をもとに作成。KutaiTimberIndonesia社RimbaPartikelIndonesia社




13
SumitomoForestry2010
社長インタビュー




[株主還元及び企業価値向上に向けて]


Q5
事業環境の見通しが不透明である中、配当と成長戦略への
利益配分のバランスについて、考え方を聞かせてください。


A5
安定した配当を基本方針としつつ、長期的な企業価値の向上を目指して、
成長分野への戦略的な投資を、実行していきます。

私たちは、株主への利益還元を最重要課題の一つと認識し、
これを安定的に実施することを基本方針としています。今後
も経営指標として重視している使用資本利益率ROCE)
(を向
上させることで、収益体質の強化を図るとともに、経営基盤、
財務状況及び投資計画等の総合的なバランスを考慮し、利益
の状況に応じた適正な水準で利益還元を行っていきます。
2009年度は、当期純利益が前年度並みの低水準で推移しま
したが、安定配当の基本方針のもと、1株当たり年間配当金は
前期に引き続き15円とさせていただきました。内部留保金に
ついては、長期経営計画に掲げた企業価値向上に貢献する効
果的な投資や研究開発等に活用していく考えです。
環境について真剣に取組むことの重要性が叫ばれています。
今年4月、私は社長に就任するにあたり、当社グループの社
私たちが300年あまりの歴史の中で培ってきた、住

この中で、
員に対して次のようなメッセージを送りました。それは、
「自分
友精神」に基づく事業が果たす役割は非常に大きいと考えてい
の仕事に、そして住友林業グループの仕事に自信と誇りと夢を
ます。
「木」に関する豊富な経験と知識を有する私たちは、事業
持ってほしい」ということ、して
そ「お客様をはじめとして、向
活動そのものを通じて、企業としての発展と地球環境への貢献
かい合う相手に感動してもらう仕事をしてほしい」ということ
を両立できるという重要、かつ特異なポジションにあります。
です。これは私自身が常日頃、仕事をするうえで大事にしてい
私たちはこの事業活動を継続し、発展させていくためにも、収
ることですが、この考えの根底にあるのは、
「公正、信用を重視
益力を回復し、将来に向けて安定した成長基盤を確立すること
し、社会を利する事業を進める」ことを謳った「住友精神」です。
に全力を挙げてまいります。
現在、企業の社会的責任として、将来の世代のために、地球

使用資本利益率(ROCE)1株当たり当期純利益及び1株当たり年間配当金

(%)(円)(円)
87530




6

5020



4



2510

2




000

0506070809100506070809
(年度)(年度)
(予想値)
ROCE=事業利益÷
(有利子負債+株主資本)1株当たり当期純利益(左軸)1株当たり年間配当金
(右軸)
[事業利益=
(営業利益+受取利息配当金)(1−実効税率)
×]




14SumitomoForestry2010
セグメント別事業戦略BusinessStrategiesbySegment




持続的成長への
基盤づくり
各セグメントの事業戦略についてご紹介します。




∼2009年度2010年度∼
事業セグメントの変更
[旧セグメント区分][新セグメント区分]
当社はマネジメントアプローチの導入
木材建材事業  木材建材事業
にともない、2010年度より業績報告に
木材建材流通事業(国内)
山林事業
おける事業セグメント区分の変更を行い
建材製造事業(国内)
木材建材流通事業(国内海外)
ました。そのため、当セクションでは新
建材製造事業(国内海外)
海外事業
セグメント区分に基づいた各事業の戦略海外植林事業
木材建材流通事業(海外)
について記載しています。
住宅及び住宅関連事業建材製造事業(海外)
海外住宅事業
※旧セグメントによる2009年度の業績は、37ペー新築注文住宅事業
ジ以降の財務セクションに記載していますのでそ海外植林事業
リフォーム事業
ちらをご参照ください。
不動産事業
住宅事業
海外住宅事業
新築注文住宅事業
その他住宅関連事業
リフォーム事業
その他事業その他住宅関連事業
生活関連事業
不動産事業
消去又は全社
その他事業
本社管理部門
生活関連事業

調整
山林事業
本社管理部門



15
SumitomoForestry2010
セグメント別事業概況

億円


2%
2011
木材建材事業
その他事業2010
(3月期)(予想値)


45%売上高7,2397,600

5%木材建材事業3,4143,570
不動産事業
海外事業255380
住宅事業3,3833,450
不動産事業382440
その他152130
売上高調整(346)(370)

7,239億円経常利益95120
木材建材事業2031
海外事業(26)3
住宅事業133124
不動産事業(10)6
その他62
調整(28)(46)
45%3%
住宅事業海外事業当期純利益2460
※単位未満は四捨五入しています。




売上高経常利益
木材建材事業(億円)(億円)



3,570
国内外から木材、建材を仕入れて3,414
31
国内の取引先向けに販売する流通
事業、木質建材を国内で製造する
建材製造事業を行っています。
20




(3月期)1011(予想値)1011(予想値)



売上高経常利益
海外事業(億円)(億円)

380


持続可能な森林資源の確保を目指
255
す植林事業、MDF(中密度繊維
3
板)
パーティクルボード木質内
装材などを製造する建材製造事
業、海外市場に向けた流通事業、
米国中国韓国オーストラリア
で住宅事業を行っています。

△26

(3月期)1011(予想値)1011(予想値)



16SumitomoForestry2010
※1.2010年3月期のセグメント別内訳は、旧セグメントの実績を新セグメントに組替えた参考値です。
※2.2011年3月期の予想値は期初に発表した旧セグメントの予想値を新セグメントに組替えたものです。
※3.売上高構成比及び各事業の売上高、経常利益はセグメント間取引を含んでいます。
※4.本アニュアルレポートでは、2011年3月期からのマネジメントアプローチ導入に伴い、報告セグメントの対象
範囲外となった「国内山林事業」については29ページの「その他事業」のセクションで説明しています。




売上高経常利益
住宅事業(億円)(億円)



133
3,3833,450
戸建注文住宅の請負事業を軸に、124

木造アパート事業、リフォーム事
業、緑化事業等、住生活に関わる
事業を幅広く展開しています。




(3月期)1011(予想値)1011(予想値)




売上高経常利益
不動産事業(億円)(億円)
6
440
まちなみや人々のライフスタイル382

に配慮した戸建分譲住宅事業、不
動産の有効活用の提案、分譲マン
ションの販売、賃貸マンションや
介護施設の運営などを展開する不
動産開発事業、不動産流通仲介
事業、不動産管理事業などを行っ

ています。
△10

(3月期)1011(予想値)1011(予想値)



売上高経常利益
その他事業(億円)(億円)




農園芸用資材の製造販売事業、住
152
宅顧客向

 情報提供元:http://sfc.jp/information/ir/library/pdf/annual/ar2010eng.pdf
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